No.003でご紹介しました「おがた小児歯科医院」理事長の緒方克也先生。
障害者が自立して生活・仕事ができるようサポートする授産施設「JOY倶楽部プラザ」の理事長としてのご活躍ぶりをお伝えしました。
今回は、その「JOY倶楽部プラザ」で、障害を持ちながらも元気に活動するアート制作のプロ集団「アトリエ ブラヴォ」と、音楽のプロ集団「ミュージック アンサンブル」2つのグループの続報をご紹介します。
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おがた小児歯科医院
緒方克也 理事長
このたび「アトリエ ブラヴォ」は、アメリカで活動してきました。もともとアメリカに行くきっかけとなったのは、メンバーがRKB毎日放送の番組「九州青春銀行」のウェブサイトにある掲示板に投稿したこと。
そこで「アトリエ ブラヴォ」を知ったRKB毎日放送は、彼らの活動を番組にして取りあげました。のちに番組を編集したものが、全日本野外広告業団体連合会のコンテストに入賞しました。その結果、RKB毎日放送が、ご褒美と撮影もかねて、彼らをウォールアート発祥の地アメリカのニューヨークに招待してくれたのです。メンバーは本場の作品を肌で感じ、さらには現地で描く機会を貰って非常に充実した時間を過ごしました。その模様は全国放送され、番組を見た方々から仕事の依頼が次々と舞い込んできています。
![]() 作品が通りの壁を飾る |
![]() アトリエブラヴォ 製作風景 |
一方、結成から15年を迎えた「ミュージック アンサンブル」は韓国の釜山で公演します。発端は韓国で同じように障害をもたれていて、クッキーの製造・販売などで社会進出をされている方々の関係者が「視察」に来られたことでした。プロとしてではありませんが、ハンドベル演奏もされているとのことでした。
しかし「ミュージックアンサンブル」のように音楽のプロとしてコンサートを行い、CDを制作して収益をあげているのは韓国では例がなく、とても驚きをもって迎えられています。これまで幾度と無く感動のステージを繰り広げてきた彼らの活動に、いま注目が集まっています。

ミュージックアンサンブル 練習風景
あらたな挑戦の話を楽しそうに語る緒方先生 ~緒方先生のお話~
たとえば、音楽に関しては年齢が高くなることで体力的にきつくなってきている部分もあります。そこでダブルキャスト制にしたのですが、出演者が倍になれば出演料は半分になるという問題もあります。そんなことも考慮して、また新しいことを始めたいと思っています。例えばワンコインで楽しめるスープ屋。素材を畑で作ることから初め、調理、サービスまで、できれば全てをローテーションで行ってもらうのです。
彼らは日常で「ありがとう」と言われる機会が多くありません。だから、サービスすることで、感謝の言葉を受け取る機会を持ってもらいたいのです。やればできると思える環境を作りたいのです。医療には「ナラティブ ベイスド メディスン」といい、「患者の物語に耳を傾ける医療」という考え方があります。「JOY倶楽部プラザ」は、障害を持たれた方に対してその医療と同じようなことを日常で行っていきたいと考えています。彼らはチャンスと支援があれば色々なことができるのです。これからも彼らの人生を大事に見守っていきたいと思っています。

JOY倶楽部プラザで販売している「アトリエブラヴォ」作の作品
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